不登校でお悩みの子ども様、そして保護者様。
なかなか相談する人がいなくて、心を苦しめていませんか?
今日は、少しでも苦しみの心が軽くなりますようにと祈りを込めながら、2500年以上前から伝わっている論語と仏教の教えから、「今を生きる」ことの大切さについてお話ししたいと思います。
どうぞ、ゆっくりとお読みください。
きっと、あなたの心に響く言葉が見つかるはずです。
- 不登校で悩んでいる子どもに向けた親の責任(対応の仕方)
- 不登校で悩んでいる子供との向き合い方、コミュニケーションのやり方
- 今が大事という考え方
論語が教える「志の大切さ」
原文:子曰、三軍奪取可能帥也、匹夫不可能奪志也。
書き下し文:
子曰わく、三軍も帥を奪うべきなり。匹夫も志しを奪うべからざるなり。日本語訳:
「大軍を引き受け将軍を捕らえることはできても、一人の人間の志を奪うことはできない」
論語の中に上記の言葉があります。
この言葉の本質的な意味は、誰にも奪われない宝物は自分の中にある。
それは、自分の心である。志である。やる気であると言っています。
孔子は「三軍も帥を奪うべきなり。匹夫も志を奪うべからざるなり」という言葉を残しました。
これは、最も大軍の指揮官でも、その身は奪われることがありますが、
一人の人間の心の中にある志は、誰にも奪うことができないという教えです。
不登校の子ども様にとって、今は辛い時期かも知れません。
でも、子供様の心の中にある「なりたい自分」への思い、
それは誰にも奪うことのできない大切な「志」です。
志があれば、必ず前に進む力となります。
焦る必要はありません。
子供様の心の中にある志を、大切に育んであげてください。
不登校の子供様の心に寄り添う
子ども様の心に寄り添うとき、大切なのは「否定しない」「共感する」という姿勢です。
子ども様が話してくれる言葉に、まずは耳を傾け、
「悔しかったね」「悲しかったね」と気持ちを受け止めましょう。
子供様は、親に理解され、共感してもらうことで安心感を得ます。
その安心感の心を抱きながら、より良い方向に向かって成長していこうとします。
焦って指導的な言葉をかけるのではなく、
まずは子ども様の気持ちに寄り添い、
信頼関係を徐々に進めていくことが大切です。
仏教の四聖諦から学ぶ「現実のとらえ方」
仏教の四聖諦という教えは、苦しみを乗り越えるための方法を教えています。
不登校になっている今の心の状況は、
「学校に行けない」
という現実に苦しむことがあると思います。
これは「自分の思い通りにならないこと」への悩みです。
私たちは、思い通りにならないとき、
ついつい周りの人に原因を求めがちです。
でも、思い通りにならないからといって、
誰かを責めることは解決につながりません。
大切なのは、まず現実をありのままに受け入れること。
そして、今の状況を正しく見つめることです。
このように向き合うことで、本当の原因が見えてきて、
必ず解決への道が開けていきます。
思い通りにならない今の時期は辛いかもしれませんが、
この状況も必ず変化していきます。
焦らず、一歩ずつ前に進んでいきましょうね。
不登校になりたい気持ち、その心には原因があり、必ず解決への道があります
「学校に行きたくない」「勉強したくない」という気持ちは、
逃げや甘えではありません。
この気持ちは、心や体の疲れ、勉強の悩み、人間関係など、
様々な原因から生まれたものです。
仏教の教えでは、こう説いています。
今の現実、今起こっていることには必ず原因があります。
その原因が現実という結果をつくっているのです。
私たちは今起こっていること、結果ばかりに目を向けがちですが、 なぜ、その結果が出ているのかという原因を知ろうとしないことがあります。
でも、その原因を理解することで、 必ず解決への道が開けていきます。
「学校に行けない」今は辛い時期かもしれませんが、 それには必ず理由があるのです。
今はその原因と向き合いながら、あなた自身の気持ちを大切にしてあげてください。
焦らず、一歩ずつ、あなたのペースで進んでいきましょうね!
不登校の子どもへの対応で親が陥りやすい4つの間違い
不登校の子どもへの対応で、親が陥りやすい4つの間違いをご紹介します:
- 「甘えだから」
- 「無理でも学校へ」
- 「親の責任だ」と自分を責める
- 「○○が心配」と正論で攻める
不登校になっているのは「甘え」
不登校になっているのは、「甘えだから」「怠けている」「わがままだ」と決めつけてしまうと、大切な子どもからのSOS(危険信号)を見逃してしまうことになります。
不登校には必ず理由があります。
心や体の疲れ、友達関係の悩み、勉強の不安など、様々な原因が隠れています。
まずは、子どもの気持ちに耳を傾け、じっくりと向き合うことが大切です。
不登校の子供に「無理でも学校へ」
「無理でも学校へ行きなさい」という言葉は、
子どもの心をさらに落ち込ませ、状況を悪化させてしまう言葉です。
学校に行きたくないと子どもが言ったときは、
まず、その気持ちを受け止めることが大切です。
休養や自分を見つめ直す居場所を作ってあげましょう。
「つらい時には休んでもいいよ」
「あなたの気持ちを理解したいな」
このような言葉で、安心できる環境を作ることが大切です。
焦って学校に行くことを勧めるのではなく、
まずは親子の信頼関係を築くことから始めていきましょう。
「親の責任だ」と自分を責める
「私の育て方が悪かった」
「もっと早く気づけばよかった」
と自分を責めていませんか?
自分を責めても状況は良くなりません。
むしろ、その親の自己否定する気持ちは、お子様にも伝わってしまいます。
子供に不安の気持ちが伝わってしまいます。
不登校は特別な家庭環境で育った子どもだけがなるわけではありません。
どのような家庭でも起こり得ることなのです。
親が一生懸命育ててきた過程を後悔する必要はありません。
大切なのは、自分を責めることではなく、 今できることを考え、子どもと一緒に前に進んでいくことです。
まずは、親子でお互いの気持ちをしっかりと分かちあっていきましょう!
「○○が心配」と正論で攻める
「このままではあなたが心配」
「進学できなくなる」
「勉強が遅れる」
このような大人の正論で子ども様を追い詰めることは、逆効果になってしまいます。
親の心配する気持ちはよくわかります。
でも、正論を投げかけられた子ども様は、
より一層心を閉ざしてしまうことがあります。
怖くて、もう何も話せなくなってしまうのです。
今、必要なことは、ただただ子ども様の気持ちに寄り添うこと。
焦らず、一緒に考え、一緒にいることが大切です。
そうすることで、子ども様の心は少しずつ開いていくはずです。
不登校の子ども様と向き合うための3つのステップ
毎日1分でも良いので、子ども様と一緒に時間を作りましょう。
子ども様が学校に行けない時期は、心や体が疲れているサインです。 「無理に学校に行かなくても大丈夫だよ」と優しく伝えましょう。
親だけで解決できない場合は、学校のカウンセラーや専門機関に相談することも一つの手段です。外部のサポートを活用することで、親子共に心の負担が軽いなることがあります。
子ども様の安心感を大切にすることが最も重要です。 家族だけで解決が難しい場合は、カウンセラーや小児科などの専門機関のサポートを活用することも検討しましょう。
まとめ
不登校の子供様への対応には、焦らず、まずは子ども様の気持ちに寄り添うことが最も大切です。
論語や仏教の教えにあるように、子供様の「心」や「今の状態」を尊重し、無理に学校へ行かせるのではなく、安心できる居場所をつくってあげてください。
たとえ常識的で正しいことだとしても、正論で追い詰めることは逆効果です。
ゆっくりと子供様の言葉や気持ちを受け止めてあげましょう。
ごあいさつ
塾長のご挨拶
五誠塾では、2500年の歴史を持つ論語と弟子規、
そして禅の教えを通して、子どもたちの心を育み、
未来を切り拓く力を養います。
一人ひとりの個性を大切に、共に学び、成長できる
「ふれあい教室」を目指しています。
ぜひ、五誠塾で お子さまの無限の可能性 を広げてみませんか?
エンパワー五誠塾 吉本幸司
五誠塾は、すべての子ども達が安心して過ごせる居場所です。
ひとりひとりのペースに合わせ、オンラインまたは対面で「生きる力」を育みます。
自分と周りを大切に思う気持ち、将来どんなひとになりたいか
塾長と一緒に少しずつ考えていきましょう。
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