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中学生の不登校、原因がわからないときに疑うべき起立性調節障害の症状とは?

今年、不登校の原因で注目を集めているのが「起立性調節障害(OD)」です。

この病気は、自律神経の乱れによって起こる病気で、小学校​​高学年から中学生の思春期に多く見られます。

朝起きるとき、めまい、頭痛、腹痛などの症状で起きれない子どもが増えています。

これは、一見怠け、甘えととらえがちです。

午前中は痛みや体のだるさなどの症状が強く出てつらそうなのに、午後と急に元気になるという特徴があるため勘違いされやすいです。

これらの症状は自律神経の乱れが原因となっています。

この記事では、起立性調節障害の症状や原因、
そして子どもと保護者のための具体的な対処法について詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • 不登校と起立性調節障害(OD)の関係
  • 起立性調節障害の特徴
  • 起立性調節障害の子供のサポートの仕方
目次

不登校の原因として見落としがちな起立性調節障害とは

起立性調節障害(OD)という耳慣れない名前の病気が、近年になって小中学生に増えているという。朝になっても子どもがなかなか起きてこない、学校に行こうとしないといった兆候があれば、それは単なる不登校ではなく、この病気が潜んでいるかもしれない。

体の病気と認識されないまま「怠けている」「仮病を使っている」と誤解され、メンタル的にも追い込まれてしまう起立性調節障害。

今回はそうした子どもや親のサポートに注力するという「なかさここども成長クリニック」の中迫正祥院長の解説で、体に起こる症状や要因となるメカニズム、検査・治療のアプローチから留意すべきポイントまで詳しく追ってみた。

(取材日2024年4月17日)
起立性調節障害は体の病気正しい知識で不登校から子どもを守る

不登校の原因として、いじめや学校での人間関係の問題が注目されることが多いですが、実は身体の病気、起立性調節障害が隠れている可能性があります。

不登校の子どもの中には、起立性調節障害の症状が原因ではないかと思われる場合があります。

この病気は自律神経の働きが乱れることで、朝起きられない、めまい、頭痛などの身体の症状を、特に中学生では全体の約10%が訴えています。

単に「怠け」や「甘え」ではなく、れっきとした病気であることを理解してあげることが重要です。

原因不明の症状がでてきたら、すぐに小児科など適切な医療機関での診断と治療が必要です。 子ども自身も学校に行きたいのに行けない辛さを抱えているため、周囲の理解とサポートが重要となります。

起立性調節障害の基本的な症状と特徴

  • 朝なかなか起きられず、午前中は特に体調が悪い
  • 立ちくらみやめまいが頻繁に起こる
  • 頭痛や腹痛がよく起こる
  • 動悸や息切れがする
  • 食欲不振になりやすい
  • 顔が青白くなる

特に注目すべき特徴として、午前中は症状が重く、午後になると改善する傾向があります。

これは、午前中の自律神経・交感神経の働きがうまくいかないためです。

午前中は頭痛がしたり、体がだるかったが、夕方には元気になり、逆夜は眠れなくなってしまう事があります

これらの症状は、自律神経の働きに原因があります。

起立性調節障害は朝、体調が悪く学校に行けないということがありますが、お昼ご飯を食べた後くらいからは急に元気になり、周囲の人から見ると病気ではないと思われることが多いです。

このような症状の出方の特徴があるので、周囲の理解不足が症状の悪化につながり、「誰も痛みを理解してくれない」と子どもが感じる原因にもなっています。

起立性調節障害は以下のような症状が特徴的です。

・朝起きたときの疲労感、頭痛が強い
・立ちくらみやめまい
・食欲不振
・顔が青白くなる

起立性調節障害が中学生に多い理由と発症時期とは?

起立性調節障害は思春期に特に多く見られる病気で、小学校​​高学年から高校生の年代に発症することが多いです。

特に中学生では約10%が発症し、小学生の約5%と比べて発症率が高くなってます。

■発症の傾向

・発症年齢は10歳から15歳が全体の80%を占めている
・男女差はほとんど同じで、男性50%、女性48%とほぼ同じ割合
・真面目で責任感が強い性格の子どもや、周囲に気を遣いすぎる子どもに発症しやすい傾向がある

起立性調節障害は思春期の子どもに多く見られます。

10歳から15歳の発症が全体の8割を占めています。

特に注目すべきは中学生の発症率です。

小学生の約5%に対して中学生では約10%と2倍に増加します。

性別による差はほとんど見られません。

性格面では真面目で周囲への気遣いが強い子どもに多く見られる傾向があります。

起立性調節障害による不登校の見分け方

起立性調節障害の症状パターンは、大きく朝型と夜型に分かれます。

朝型はベッドから起きるときに頭痛がしたり体がだるかったり体調不良が見られます。

特に午前中の授業に症状がピークを迎えます。

夜型の症状の出方は、なかなか眠れず深夜を越えて午前2時、3時まで起きていることが多いです。

どちらのタイプも自律神経の乱れが原因ですが、症状の現れ方が異なるため、それぞれのタイプに合わせた対応が必要です。

朝型の起立性調節障害の症状の出方

  • 朝なかなか起きられず、体がだるい状態が続く
  • 起き上がった後もめまいやふらつき、吐き気などの体調不良が続く
  • 午前中は特に頭痛や食欲不振が強く現れる
  • 午後に向けて、症状が徐々に改善していく

夜型の起立性調節障害の症状の出方

  • 夕方から夜にかけて元気になっていく
  • 夜は目が冴えて眠れない状態になることがある
  • 就寝時間が深夜3時になることがある
  • 朝10時を過ぎても寝ていることがある

不登校の子どもと家族のための具体的なサポート方法

起立性調節障害は、見た目では病気だとわかりません。

そのため、周囲からは「怠け」「甘え」「仮病」と思われやすい病気です。

このような症状の特徴があるため、まずは病気への正しい理解が何より重要です。

起立性調節障害による不登校の子どもと家族へのサポートは、この理解から始まります。

家族が子どもの辛さに寄り添い、地域を見守る環境づくりを大切にすることです。

また、学校の先生やスクールカウンセラーとも連携し、登校時間の調整や保健室の利用など、柔軟な対応を相談することも効果的です。

症状が長くなった場合は、医療機関(小児科)での適切な診断と治療を受けることも検討しましょう。
早い診療が苦しみから解放されるきっかけになるかもしれません。

まとめ

起立性調節障害は、自律神経の乱れによって起こる身体の病気です。

朝の体調不良や夜型の生活リズムなど、症状の出方は一人違います。

子どもの気持ちを汲み取って、どんなことを感じ、悩んでいるのか、正しく理解することが大切です。

「怠け」や「甘え」と決めつけずに、子どもの辛さに寄り添いながら、家族みんなで症状の改善を目指していきましょう。

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五誠塾では、30年の整体師の経験を生かして、
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