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不登校の子どもと親の心を支える – 成長に寄り添うメンタルケアのヒント

不登校の子どもたちと保護者の方々は、「成長の遅れ」について深い悩みを抱えていることが多くあります。

実は、2500年以上前に中国の孔子が残した論語の言葉に、私たちの心に響く深い知恵が隠されています。

今回は、植物の成長になぞらえた孔子の教え・論語から、一人一人の子どもの成長について一緒に考えていきましょう。

目次

論語が教えてくれる「成長の多様性」

今日の論語

原文:子曰、苗而不秀者有矣夫、秀而不實者有矣夫。
書き下し文:子曰わく、苗にして秀でざる者あり。秀でて実らざる者あり。
日本語訳:苗のままで花が咲かないものがあり、花が咲いても実を結ばないものがあります。

言葉の意味

  • 「苗」は植物の若芽を表します
  • 「秀」は草木が茂り、花が咲く状態を指します
  • 「実」は実を結ぶことを意味します

二つの状態について

  1. 苗のまま花が咲かない状態:
  • 才能が芽生えても開花しない
  • 可能性を秘めながら成長できない状態
  1. 花は咲くが実を結ばない状態:
  • 才能は開花したものの、最後まで完成できない
  • 成長はしても成果を出せない状態

意味の説明:
植物の成長と同じように、人の成長にもいろいろな形があります。

・芽が出ても花が咲かない植物があるように、才能があっても伸ばせない時があります
・花は咲いても実がならない植物があるように、努力しても結果が出ない時もあります

でも、これらの形になることは自然なことです。
大切なのは、自分のペースで着実に成長していくことにあります。

論語の「苗而不秀者有矣夫」という言葉は、植物の成長過程を例に、人間の成長の多様性を説いています。

植物には、芽が出ても花が咲かないもの、花は咲いても実を結ばないものがあります。

これは自然の摂理です。

孔子は、この自然の理を通して、人の成長にも「それぞれの時期」があり「独自のペース」があることを教えています。

すべての人が同じように成長するわけではない—
この深い真理は、今を生きる私たちにも大きな示唆を与えています。

不登校の子どもと保護者が抱える「成長の焦り」とは

子どもたちの心の声

学校行きたくない。
教室に行きたくないよ。
給食がこわい。

不登校の子どもたちは、毎日、心の葛藤、そして現実と向き合っています。

みんなと同じように学校に行けない私は、 遅れているのかな…
このままではいけない…

このような不安の声は、実は子どもたちの繊細で優しい心の表れでもあります。
学校生活への適応に悩み、自分を責めてしまう子どもたちの姿がそこにあります。

保護者の方の心配

一方、保護者の方々も同じように悩みを抱えています。

「このまま学校に行けないと、将来に影響するのでは」
「子どもの成長に必要な経験を奪ってしまっているのでは」

という心配は尽きません。

しかし、この「焦り」の根底には「みんなと同じでなければならない」という思い込みがあるかもしれません。

大切なのは、保護者自身が心の余裕を持ち、お子さんのペースを尊重することです。

焦りの正体とは?

不登校で悩んでいる子供たちや保護者の「焦り」の根底にあるのは「みんなと同じでなければならない」という思い込みかもしれません。

学校に行くことが「当たり前」とされる社会の中で、違う道を歩むことへの不安は自然な感情です。

でも、その焦りが子どもたちの心をさらに追い詰めてしまうことも少なくありません。

成長するということに対して、どの道に進んでも「正解」はありません。
学校に対してもこれが正解という「1つだけの道」は存在しません。

不登校期間は「休止期間」ではなく「準備期間」

ゆっくりでいいよ。見えないところで成長中!

不登校の期間は、決して無駄な時間ではありません。
むしろ、大切な「準備期間」なのです。

植物が地中で根をしっかり張るように、今はあなたの心の根っこを育てている大切な時期。

目に見えなくても、確実に成長が進んでいます。

この時間を通じて:

  • 自分の気持ちと向き合う力
  • 本当に好きなことを見つける機会
  • 自分らしいペースを掴む経験

を得ることができます。

焦らずに、自分のリズムで過ごすことが大切です。

今は、将来大きな花を咲かせるための土台作りの時。

ゆっくりと、でも着実に、あなたは成長しています。

一人一人の成長に「正解」はありません。

あなたらしい歩み方を見つける、かけがえのない時間なのです。

まとめ

2500年以上前、孔子は植物の成長を例に、人それぞれの成長の形があることを教えてくれました。

ある苗はゆっくりと、またある苗は早く育ちます。

それは自然の摂理であり、どちらが正しいということはありません。

人の成長も同じです。

不登校の期間は、あなたという「苗」が、しっかりと根を張り、自分らしく育つための大切な時間。今この瞬間も、目には見えなくても、確実に成長は進んでいます。焦る必要はありません。

むしろ、この時間を通じて:

  • 自分の気持ちに正直になること
  • 自分らしいペースを見つけること
  • 新しい可能性に気づくこと

が大切なのです。

あなたには、あなたらしい成長の仕方があります。
それを信じて、一歩一歩進んでいきましょう。

ごあいさつ

塾長のご挨拶

五誠塾では、2500年の歴史を持つ論語と弟子規、
そして禅の教えを通して、子どもたちの心を育み、
未来を切り拓く力を養います。

一人ひとりの個性を大切に、共に学び、成長できる
「ふれあい教室」を目指しています。
ぜひ、五誠塾で お子さまの無限の可能性 を広げてみませんか?

エンパワー五誠塾 吉本幸司

五誠塾は、すべての子ども達が安心して過ごせる居場所です。

ひとりひとりのペースに合わせ、オンラインまたは対面で「生きる力」を育みます。

自分と周りを大切に思う気持ち、将来どんなひとになりたいか

塾長と一緒に少しずつ考えていきましょう。

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